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商品説明
神への信仰が自明だった宗教の時代から、ひとつの選択肢にすぎなくなる世俗の時代へ。こうした歴史認識の前提となっている西洋社会だが、「西方キリスト教」世界の世俗と宗教のあり方も実際は多様で、様々な内的葛藤をはらんでいる。その内実を、政教構造の分析を中心に、「ヨーロッパの東」による相対化も交え明らかにしていく。宗教と政治、教育、戦争と平和、実践と所属、生と死など、多角的なテーマの切り口にも注目。コラム、各国現状を比較した資料付き。
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収録内容
1 | 第1部 総論 世俗の時代のヨーロッパにおける政教関係の構造と変容(近世―宗教改革から領域主権国家の確立と王権の強化まで(一六世紀~一八世紀) |
2 | 近代―世俗的世界観の覇権の時代(一九世紀~二〇世紀前半) |
3 | 現代―宗教的なものの回帰と再構成(二〇世紀後半以降)) |
4 | 第2部 各論 世俗的ヨーロッパにおける宗教的なものの輪郭(政教関係の自明性を揺さぶる |
5 | 教育のなかの宗教を問う |
6 | 宗教が対立と和解に関与するとき |
7 | 宗教を信仰・実践・所属に分節化する |
8 | 多様な生と(不)死の時代に) |
9 | 資料編 |