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商品説明
1980年代、アメリカに暮らす著者は、黒人女性の聞き書きをしていた。出かけて行って話を聞くのは、刑務所の臨床心理医やテレビ局オーナーなどの働く女たち、街に開かれた刑務所の女たち、アトランタで暮らす104歳の女性...。彼女たちは、黒人や女性に対する差別、困難に遭いながら、仕事をし、考え、話し合い、笑い、生き延びてきた。著者はその話に耳を澄まし、彼女たちの思いを書きとめた。白眉の聞き書きに1篇を増補。
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収録内容
1 | 第1章 たたかいなんて、始まってもいない(おれたちはまっ裸よ。それなのに、そのことに気づいてもいないんだ |
2 | 大声でいうんだ、おまえは黒い、そして誇り高いと |
3 | 離婚したことが、あたしを支えてきたのよね |
4 | わたしはもし自分が五倍くらい黒くなれるなら、どんなことだってすると思ったものだった |
5 | じつをいえば、白人がそれほどたいした人たちだと思ったことはなかったのね) |
6 | 討論 たたかいは終わっただなんて。まだ始まってもいないのに! |
7 | 第2章 あんた、ブルースなんていったって、ただの唄じゃないか―刑務所から外を見る(刑務所の仕事―臨床心理医としてのジュリエット |
8 | 女たちの家―刑務所をたずねる |
9 | あたしはあたしの主になりたいんだから!―ブレンダの物語 |
10 | 牢獄は出たけれど、わたしの中の牢獄をまだ追い出すことができない―ウィルマの物語) |
11 | エピローグ そして、わたしを谷へ行かしめよ―ある黒人女性の百年の生 |
12 | 特別収録 十三のとき、帽子だけ持って家を出たMの話 |