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商品説明
たとえば「猫または掃除機」と翻訳できる「クリーニャー」という概念をもつ人たちがいたとする。私はそれを思考し語ることはできるが、理解できるだろうか―。語ることと語りえぬものを巡って、相対主義、論理空間と行為空間、私的言語と私的体験、知覚、自由などさまざまな話題に、豊かなアイディアできりこみ、「哲学的風景」を立ち上げる快著。
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収録内容
1 | 猫は後悔するか |
2 | 思考不可能なものは考えられないか |
3 | 世の中に「絶対」は絶対ないのか |
4 | 真理の相対主義は可能か |
5 | 霊魂は(あるいは電子は)実在しうるのか |
6 | 行く手に「第三のドグマ」が立ちはだかる |
7 | ドグマなき相対主義へ |
8 | 相対主義はなぜ語りえないのか |
9 | 翻訳できないものは理解できないか |
10 | 翻訳可能でも概念枠は異なりうる〔ほか〕 |
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