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商品説明
人間は遺伝子に操られているのか?宇宙開闢の時点で、その後の出来事は一通りに定まっていたか?運命はあるのか?人間と機械は何が違うのか?こうした疑問はすべて人間の自由意志の問題であり、デモクリトスからスピノザ、デネットまで、決定論の哲学史に刻まれている。ダーウィンや神経科学など自然科学的観点も検討しつつ、決定論のこれまでとこれからを考える。
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収録内容
1 | 第1章 自然に目的はあるのか?―西洋における目的論的自然観の盛衰と決定論 |
2 | 第2章 決定論と運命論―ストア派・スピノザ・九鬼周造 |
3 | 第3章 近代以前の自由意志論争とその影響―ホッブズとデカルト |
4 | 第4章 目的論的自然観は生きのびる―ライプニッツとニュートン |
5 | 第5章 ダーウィンによる目的論の自然化 |
6 | 第6章 自然化された運命論―現代の決定論的思想の検討 |
7 | 第7章 運命論のこれから |
8 | 第8章 自然主義のこれから |