著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
戦前・戦後で大きな転換を伴う中、天皇制はいかに大衆の支持を維持してきたか。二〇世紀日本における皇室を商品としたメディア・祝祭記念品の需用のあり方を検討し、人びとの天皇家に対する認識を考察。天皇制支持構造の分析のみならず、その国民統合の象徴的作用が失効していく様相にも言及し、消費社会化が君主制国家にもたらした影響に迫る。
関連記事
収録内容
1 | 消費社会のなかの君主制 |
2 | 1部 メディアの皇室表象(二〇世紀初期の脱神聖視傾向 |
3 | 二〇世紀初期の皇室観とメディア |
4 | 村の世界の皇室観 ほか) |
5 | 2部 消費される祝祭行事(帝都住人の祝祭体験 |
6 | 君主のスペクタクルの知覚様式 |
7 | 祝祭記念商品の都市購買者像) |
8 | 3部 戦時・戦後の皇室観(戦時期の皇室報道と祝祭体験 |
9 | 戦後の皇室報道・皇室観 |
10 | 「御成婚」ブーム再考) |
11 | 跋扈する“消費者”、消える“国民” |