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商品説明
貿易は互いに利益をもたらすものと思われているが、その本質は奪い合いであり、近代以前の貿易は戦争そのものだった。現代でもTPPや米中摩擦に見られるように、貿易は各国の利害が対立する“戦場”となっている。加えて今日のグローバル経済下では、国家と多国籍企業が争う場ともなった。本書では国際貿易の始まった大航海時代までさかのぼり、貿易が資本主義経済を成り立たせ、覇権を握る手段として利用されてきた歴史を描いた。貿易は単なるビジネスなどではないのだ。
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収録内容
1 | 第1章 近代世界と貿易(大航海時代の幕開けとポルトガル |
2 | スペインと新大陸 |
3 | 商人の国オランダの勃興) |
4 | 第2章 植民地の拡大と移民の大移動(奴隷貿易と植民地の拡大 |
5 | 非ヨーロッパ世界の構造変容 |
6 | 移民による国家の建設) |
7 | 第3章 アメリカのヘゲモニー(奴隷国家からの出発 |
8 | 領土拡大と植民地 |
9 | 第一次世界大戦とアメリカ合衆国 |
10 | 大恐慌とニューディール) |
11 | 第4章 世界経済構造の変質(世界恐慌と第二次世界大戦 |
12 | アメリカの世紀とグローバル資本主義 |
13 | 国家の衰退とグローバリゼーション) |