商品説明
貨幣はなぜ、貨幣たりうるのか?価値の源泉を問い質し、自己増殖する運動体の暴力性を闡明する―新版にあたり、斯界俊英のクリティカルな解説を付す。
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収録内容
1 | プロローグ 貨幣論研究の現代的課題 |
2 | 第1講 商品から貨幣が誕生するのはなぜか―価値形態または交換価値の意味 |
3 | 第2講 貨幣生成のメカニズム―価値形態論のテキストクリティーク |
4 | 第3講 マルクス主義経済学の欠陥―久留間・宇野論争をめぐって |
5 | 第4講 交換と貨幣をめぐって―吉沢英成『貨幣と象徴』を読む |
6 | 第5講 社会科学の方法と貨幣論―岩井克人『貨幣論』が見失ったもの |
7 | 第6講 資本主義分析と貨幣の意義―『資本論』批判から『資本論』へ |
8 | 第7講 流通形態論の解明―宇野弘蔵の商品論・貨幣論および資本形式論の検討 |
9 | 第8講 信用論の構造―『資本論』における信用論の批判的再構築 |
10 | 第9講 現代資本主義と貨幣―資本主義の本質を失った現代経済の危機的構造 |