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商品説明
これまでのがん治療とは異なる仕組みでがん細胞を攻撃する「光免疫療法」が、世界ではじめて日本で承認された。光免疫療法では、まず狙ったがん細胞の表面に、魔法の銃弾ともよばれる抗体を結びつける。この抗体には、光感受性物質が取りつけられていて、光をあてると急激な化学反応を起こす。急激な変化で細胞膜には穴が空き、そこから水が流れ込んで、がん細胞は破裂して死ぬ。本書では、驚くべき効果が期待できる光免疫療法を紹介するとともに、がん治療の最前線といえる免疫療法―とくに免疫チェックポイント阻害薬、CAR‐T細胞療法、腫瘍溶解性ウイルス療法などについて解説する。
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収録内容
1 | 第1章 がんと免疫の戦略と駆け引き |
2 | 第2章 がん光免疫療法―その驚異的な仕組み |
3 | 第3章 がん光免疫療法―効果と安全性、実用化への道筋 |
4 | 第4章 がん光免疫療法―よせられる期待 |
5 | 第5章 がん医療の歴史を変えた免疫チェックポイント阻害薬 |
6 | 第6章 人工的につくったCAR‐T細胞の高い攻撃力 |
7 | 第7章 がん細胞で爆発的に増える腫瘍溶解性ウイルス |
8 | 第8章 患者一人ひとりにあわせたがんゲノム医療 |
9 | 第9章 正しい情報をみきわめて、正しい治療を |