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商品説明
いまから67年前、テレビは本放送を開始した。それは戦後文化の象徴の一つとなったが、当初からその大衆志向性が批判されることも多かった。そうしたテレビの青春期ともいえる1950年・60年代には、どのようなテレビドラマが制作されていたのだろうか。当時の映像がほとんど残されていないなかで、映像が現存する「芸術祭受賞作」を中心に検討し、そこに積極的に関与した文学者と、気鋭のディレクターとが追求したテレビドラマの可能性とその時代を丹念に描く。
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収録内容
1 | 1 テレビドラマという芸術(芸術祭参加作品とその時代 |
2 | 芸術祭と「私は貝になりたい」 ほか) |
3 | 2 表現としてのテレビ(“文学青年”たちのテレビ業界 |
4 | 佐々木基一の『テレビ芸術』とテレビドラマ ほか) |
5 | 3 安部公房と芸術祭(安部公房とテレビ |
6 | 「日本の日蝕」 ほか) |
7 | 4 芸術祭と“文学”(三好十郎作「獣の行方」 |
8 | 遠藤周作作「平和屋さん」 ほか) |