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商品説明
1980年代半ば以降30年にわたる「雇用改革」は、雇用関係をどのように変え、社会的不平等と排除のパターンにどのような影響を与えたのか。「産業的シティズンシップ」に着目し、日本の正規雇用と非正規雇用の格差拡大のメカニズムを一貫した論理で鋭く追究する。
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収録内容
1 | 第1部 産業的シティズンシップによる不平等と排除(雇用関係の形成と産業的シティズンシップ |
2 | 企業別シティズンシップの形成) |
3 | 第2部 労働市場の規制緩和と再規制―企業別シティズンシップによる平等の限界(労働市場の新しい分断―規制緩和による非正規雇用の拡大 |
4 | 労働市場の再規制―分断の意図しない正当化と可視化 |
5 | 非正規雇用を生きる若年男性―去勢されたライフコースで経験する葛藤) |
6 | 第3部 正規雇用者管理の厳格化―企業別シティズンシップによる階層化の進展(裁量労働制の拡大―労働時間の規制緩和と努力の再交渉による労働者の分断 |
7 | 成果主義労務管理制度の導入―「努力」の再交渉による階層化 |
8 | 階層化としての多様化―「義務」遂行能力による選別と限定正社員) |
9 | 第4部 結語―分断化・階層化の認識基盤とその変化(日本的雇用関係の変化と社会的不平等の構造―変わる企業別シティズンシップへの認識) |