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商品説明
野村克也が死の直前に吐露した男の弱さとは、老いとは―。プロ野球テスト生として南海ホークスへ入団以来、選手として、そして監督として輝かしい頂点を極めた不世出の男、野村克也。しかし最愛の妻を失い、生きることへの意志を喪った彼は、やるせない孤独に包まれた「弱い男」だった。本書は、貧困を極めた自らの幼少時代や妻・沙知代との、そして息子・克則との赤裸々な回顧であり、死の直前に自らの「弱さ」と真正面から向き合った、いわば「最後のぼやき」である。「弱さ」を抱え続けてきた人間だからこその「強さ」がにじみ出る野村克也のラストメッセージを、老いや死と向き合うすべての方々へ届けたい。
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収録内容
1 | 第1章 私は弱い(沙知代が逝ってからの空虚な日々 |
2 | 町でいちばんの極貧家庭に生まれて... ほか) |
3 | 第2章 母は強い(3歳のときに父が亡くなり、母は戦争未亡人に |
4 | 苦労がたたって二度もがんになった母 ほか) |
5 | 第3章 父は弱い(「克則が誘拐された?」 ほか) |
6 | 第4章 妻は強い(沙知代との出会い |
7 | 「なんとかなるわよ」は勇気の出る魔法の言葉 ほか) |
8 | 第5章 老人は弱い(2020年正月、何もない普通の日々 |
9 | 人間は理想をなくしたときに老いるのだ ほか) |
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