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商品説明
災害、痛ましい出来事、大切なひととの死別などで、ひとのこころは傷つけられてきました。宗教や芸能は、人類が悲しみや痛みに向きあってきた「ケア」の集積ともいえます。本書ではこうした視点から、怒りや苦しみなどの「負の感情」とのつき合い方を、宗教と伝統芸能から探ります。特別対談では沖縄映像文化研究所代表の比嘉真人さんを迎え、沖縄の「黄金言葉」から「ケア」の今日的意味を考えます。
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収録内容
1 | 第1章 「負の感情」とケアの時代―日本人をつくる災難 |
2 | 第2章 まなざしの転換―キリスト教のメタノイア |
3 | 第3章 こころの浄化法について―仏教のワザ |
4 | 第4章 自然の根っこへ―老荘思想と道教の心直し |
5 | 特別対談 ケアを沖縄から考える 鎌田東二×比嘉真人(沖縄映像文化研究所代表) |
6 | 第5章 うたと日本的ケア―神道・和歌・俳諧 |
7 | 第6章 乱世と「負の感情」―伝統芸能のケア |
8 | 付録 新作鎮魂能舞の台本 |