著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
第2巻では、国家と制度の「境界」面からグローバルな危機を捉える新たな試みに挑戦する。紛争が多発する中東・北アフリカにおける国内外の危機の諸相を描き出し、クルド問題、シリア難民危機、UNHCRをめぐる湾岸アラブ諸国の政治力学、宗教意識の対立や音楽に備わる政治的な力など、国家の枠組みを越えて生じる錯綜した問題を追う。
関連記事
収録内容
1 | 「境界」に現れるグローバルな危機の関係学 |
2 | 1 思いがけない錯綜がもたらす危機(グローバルな危機とパキスタンの苦難―現代史の地下水流 |
3 | エジプトのリビア介入の諸要因―グローバルな危機の拡大とその影響 |
4 | 革命は神話か?―チュニジアの新自由主義危機に対する反応 |
5 | 「イラン危機」は誰にとってのどのような危機か―通時的関係性の錯綜と境界) |
6 | 2 危機の背景と通時的関係性(対クルド政策―トルコ国家とクルド問題の変容 |
7 | シリア難民をめぐる危機のグローバルな波及―交錯する時間軸と関係性 |
8 | UNHCRをめぐる関係性の変容と人道規範の危機―湾岸アラブドナーの台頭をどう見るか |
9 | 国家の土台で錯綜する宗教と政治―フランスのライシテと暴力 |
10 | 歴史と脅威を通じ政治的絶対主義へ直面する―ウガンダにおける音楽、LGBTI+と政治運動) |