いいひと。 For new natural life 6 (小学館文庫)

困っている人がいたら、手をさしのべずにはいられない! そんな"いいひと"北野優二は、苛酷なニッポン企業で生き残ることができるのか…? 大好評を博した、ほのぼの人情コミックの文庫版!!
本当の百貨店とは? 本当の接客とは? MAXPORTの正体を探りに来た新聞記者に対し、優二が出した答えは「なにもしないこと」? 優二や丸一の石田課長、そして桃井たち女性派遣販売員の思いが詰まったMAXPORTの運命は…!? また後半では、優二が入社4か月にして「販売促進事業部陸上競技販促課係長代理補佐」に任命される。一応出世した(らしい)彼の新たな仕事とは…!?

<あらすじ>
丸一デパートスポーツ用品売場の「専門店化」案に反発して、文字通り"百貨"を揃えた「MAXPORT」を現場で勝手に始めてしまった優二たち。それに怒った丸一の小倉部長はMAXPORTを潰そうと動き出し、優二は窮地に立たされる。上司に「ドロをかぶってくれ」と言われた優二は、懐に用意していた書状を差し出すが…(第1話)。

<登場人物>
北野優二(ライテックス東京本社第一営業部勤務。札幌から上京したての新入社員)、桃井珠子(ライテックスから丸一デパートに派遣中の販売員。優二に片想い中)、桜妙子(北海道に住む優二の恋人。現在、東京旅行中で「MAXPORT」の助っ人バイトに)
山本(ライテックス営業本部長。優二の上司)、石田(丸一デパート課長。スポーツ用品売場のフロアマネージャー)、小倉(丸一デパート部長。メインバンクからの出向社員で、専門店化計画の発案者)、古谷(全日本流通経済新聞記者)、城山清七郎(ライテックス人事部長。わけあって優二を自宅に同居させている)、城山真理子(城山部長の娘。夫と死別し、娘と共に実家へ戻っている)、二階堂千絵(ライテックス人事部主任)