著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
想像力は日常から我々を「解放する」力である。詩人は自らの言葉を世界に投企し、新しい可能性を模索する。日常の世界から一旦は断たれ、なお日常の世界の中に生の可能性を開こうと志す。本書は信仰詩と古今の著名詩人とを対比させながら、世界と現実との出会いを新たな世界、より良い現実へと希求した刮目の「詩学」である。
関連記事
収録内容
1 | 詩の自覚の歴史―四つの文化圏から |
2 | ドイツ・コラールの成立―ルターと宗教改革 |
3 | ドイツ・コラールの展開―ヘールマンとゲルハルト |
4 | 自然詩の成立―クラウディウスとブロッケス |
5 | 山の形而上学―リルケとヘルダーリン |
6 | 神への問い―ドイツ現代詩を辿って |
7 | 詩のなかの「私」―ベンとエリオット |
8 | 二人称の詩学―「現代」詩論・想像力について |
9 | 神への問い・再び―苦の意味を問う |
10 | 「問い」と「呼びかけ」―宮沢賢治における |
11 | 屹立する詩精神―伊藤静雄とヘルダーリン |
12 | 屹立から歩行へ―秋谷豊におかる「帰郷」 |
13 | 「呼びかけ」に応えて―詩人 内村鑑三 |