本/雑誌
日本古典と感染症 (角川ソフィア文庫)
ロバートキャンベル/編著
1012円
ポイント | 1% (10p) |
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発売日 | 2021年03月発売 |
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商品説明
医学や科学が現代よりも発達していなかったころ、人々は未知の感染症をどのようにとらえたか。感染症はいかにして広がり、そしてその困難の中、人はどのように希望を見出していったのか。『万葉集』に残る天然痘の挽歌、『源氏物語』に描かれるマラリア『方丈記』養和の飢饉、『徒然草』などが描く流言蜚語、江戸時代の三密回避「はしか遠慮」、夏目漱石と腸チフスほか。約1300年間の記録をたどり感染症の地平を見わたす書き下ろし論集。
関連記事
収録内容
1 | 感染症で繋げる日本文学の歴史(ロバートキャンベル) |
2 | 『万葉集』と天平の天然痘大流行(品田悦一) |
3 | 平安時代物語・日記文学と感染症―虚構による「神業」の昇華(岡田貴憲) |
4 | 『方丈記』「養和の飢饉」に見る疫病と祈り(木下華子) |
5 | 神々の胸ぐらを掴んで―感染症と荒ぶる禅僧のイメージ(ディディエ・ダヴァン) |
6 | 流言蜚語と古典文学―鬼・髪切虫・大地震(川平敏文) |
7 | 中世の文芸と感染症(海野圭介) |
8 | 江戸時代の漢詩文と感染症(山本嘉孝) |
9 | 養生の基底にある思想―『延寿撮要』から『養生訓』へ(入口敦志) |
10 | 伝奇小説の中の疫鬼たち(木越俊介) |
11 | “病”と向き合う村びとたちの知恵―ある山村の日記から(太田尚宏) |
12 | 安政のコレラ流行と歌舞伎(日置貴之) |
13 | 幕末役者見立絵と感染症(高橋則子) |
14 | コレラと幕末戯作(山本和明) |
15 | 近代小説と感染症―柳浪・漱石・〓外から(野網摩利子) |