本/雑誌
国策会社の経営史 台湾拓殖から見る日本の植民地経営
湊照宏/著 齊藤直/著 谷ケ城秀吉/著
8140円
ポイント | 1% (81p) |
---|---|
発売日 | 2021年03月発売 |
出荷目安 | メーカー在庫あり:1-3日
※出荷目安について |
追跡可能メール便利用不可商品です
- ゆうパック 送料無料
商品説明
従来の国策会社の研究では、国策の形成・遂行過程における軍部や政府等の利害の角逐に重きがおかれ、株式会社という組織形態がもつ意味については等閑視されてきた。本書は、典型的な国策会社「台湾拓殖」の設立や資金調達、経営実態等にかんする経済・経営史的分析を通し、国策会社の本質と日本の植民地経営の特質を描き出す。
関連記事
収録内容
1 | 序章 分析対象としての台湾拓殖 |
2 | 第1章 国策会社の概念規定と分析視角―国策会社の本質は何か |
3 | 第2章 設立経緯と政府―何が期待され、どのように制度設計がなされたか |
4 | 第3章 事業展開と金融構造の概観―どこから資金を調達し、何に使ったのか |
5 | 第4章 株式による資金調達と株式市場―国策会社の資金調達は容易であったのか |
6 | 第5章 社債発行と金融機関・政府―金融機関・政府は協力的であったのか |
7 | 第6章 国策性事業の展開(1)―いかに低収益であったのか |
8 | 第7章 国策性事業の展開(2)―「国益」と「私益」をどのように両立させようとしたのか |
9 | 第8章 政府出資と補助金―低収益はどのように補われたのか |
10 | 第9章 内部資本市場としての国策会社―どのような機能を果たしたのか |
11 | 終章 台湾拓殖から見る日本の植民地経営 |