本/雑誌
尊厳 その歴史と意味 / 原タイトル:DIGNITY (岩波新書 新赤版 1870)
マイケル・ローゼン/〔著〕 内尾太一/訳 峯陽一/訳
924円
ポイント | 1% (9p) |
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発売日 | 2021年03月発売 |
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商品説明
「尊厳」は人権言説の中心にある哲学的な難問だ。概念分析の導入として西洋古典の歴史に分け入り、カント哲学やカトリック思想などの規範的な考察の中に、実際に尊厳が問われた独仏の判決などの事実を招き入れる。なぜ捕虜を辱めてはいけないのか。なぜ死者を敬うのか。尊厳と義務をめぐる現代の啓蒙書が示す道とは。
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収録内容
1 | 第1章 「空っぽ頭の道徳家たちの合い言葉」(たわごと? |
2 | キケロとそれ以降 |
3 | カント |
4 | 優美と尊厳 |
5 | 尊厳と平等 |
6 | ヒエラルキー |
7 | 権利を敬うことと。敬われる権利) |
8 | 第2章 尊厳の法制化(尊厳ある小びと |
9 | ドイツ |
10 | カント的な背景―人間性の定式 |
11 | カトリック思想とドイツ連邦共和国憲法 |
12 | ダシュナー事件と航空安全法 |
13 | 一貫した解釈はあるか |
14 | 主意主義 |
15 | 結論) |
16 | 第3章 人間性に対する義務(人間主義 |
17 | 功利主義者の応答 |
18 | 外在主義 |
19 | 人間ではないものが、内在的に善きものであるかもしれない |
20 | 義務 |
21 | カント |
22 | プラトン主義なき義務) |
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