本/雑誌
「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護 / 原タイトル:RAMBUNCTIOUS GARDEN (草思社文庫)
エマ・マリス/著 岸由二/訳 小宮繁/訳
1320円
ポイント | 1% (13p) |
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発売日 | 2021年04月発売 |
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商品説明
自然を「元来の姿」に戻そうとしてきた自然保護活動。外来種を徹底的に駆除、手つかずの自然から人間を遠ざけ、人工物を撤去...。しかし、それで本当に、地球の自然が守れるのか?著者は「手つかずの自然こそ至高、自然を元の姿に戻すべき」というこの価値観が、じつはアメリカでつくり出された「カルト」であり、科学的にも、費用対効果からも、実現不可能な幻想であると、世界各地の実例から示していく。自然を「かくあるべし」と限定してきた過去の自然保護のあり方を批判し、自然をもっと多面的なものととらえ直して、多様な現実的目標設定の下で自然を創り出す「多自然ガーデニング」を提案する。
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収録内容
1 | 第1章 自然を「もとの姿に戻す」ことは可能か |
2 | 第2章 「手つかずの自然」を崇拝する文化の来歴 |
3 | 第3章 「原始の森」という幻想 |
4 | 第4章 再野生化で自然を増やせ |
5 | 第5章 温暖化による生物の移動を手伝う |
6 | 第6章 外来種を好きになる |
7 | 第7章 外来種の交じった生態系の利点 |
8 | 第8章 生態系の回復か、設計か? |
9 | 第9章 どこでだって自然保護はできる |
10 | 第10章 自然保護はこれから何をめざせばいいか |