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当事者としての治療者 差別と支配への恐れと欲望

富樫公一/著

4180円
ポイント 1% (41p)
発売日 2021年04月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2604129
JAN/ISBN 9784753311798
メディア 本/雑誌
販売岩崎学術出版社
ページ数 251

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

私たちは善意で他者を慈しみ、癒し、育てることができる。同時に私たちは、善意で他者を害し、支配することができる。私たちはその善意と専門性の背後に、加害性や植民地化への欲望をかかえていないだろうか。そこに差別や偏見がないだろうか。正直に述べよう―私自身はそこから逃れられたことがない。その中で私たちはどのように臨床実践に向き合い、何を考えて人と会い、そしてどんなことを考え続ける必要があるのだろうか。本書がそうしたことについて、読者とともに考えるための場所になればと願っている。『The Psychoanalytic Zero』で米国NAAP2020年グラディーヴァ賞(最優秀書籍部門)受賞の著者による最新刊!

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    収録内容

    1 対人援助職の「業」と覚悟
    2 第1部 臨床場面のリスクに向き合う(臨床家の加害性
    3 植民地化への欲望と、植民地化への恐れ―臨床家の脆弱性の問題
    4 関係精神分析とフェミニズムの視座 ほか)
    5 第2部 当事者性と間主観性(臨床場面に浮かび上がる他人
    6 臨床場面に浮かびあがる私
    7 臨床場面における当事者 ほか)
    8 第3部 臨床実践と倫理(間主観的な事例の記述
    9 書くことの問題
    10 日本の精神分析 ほか)
    11 エピローグ 対話の作業と、間‐文化的体験

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