本/雑誌
No Life,No Forest (環境人間学と地域)
柳澤雅之/編著 阿部健一/編著
3960円
ポイント | 1% (39p) |
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発売日 | 2021年03月発売 |
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商品説明
「熱帯林問題」がリオ・サミットの最重要課題となって以来、数多くのプロジェクトが立ち上がり、だれもが真摯に問題に取り組んできた。にもかかわらず熱帯林は減少し続け、地域によっては、この間に熱帯林の消失が加速されたところすらある。それは何故か?森の民に寄り添ってきた若い研究者たちが、「“生活なき”森林保護」の枠組みをラディカルに問い直し、そこに暮らし関わる人々の生の姿から、「森の価値」と新しい人と森との関係を模索する。
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収録内容
1 | 序章 熱帯林の価値を問う―「内なる他者」の考えていること |
2 | 第1章 「しなやかさ」と「はかなさ」のはざまで揺れ動く生のかたち―中部アフリカ、バボンゴ・ピグミーの社会変容の経験から |
3 | 第2章 森への道、森からの道―カメルーン南部のカカオ農民の事例から |
4 | 第3章 揺らぐ食の「分かちあい」―ペルー・アマゾニア、シピボの森林利用から |
5 | 第4章 “持続可能性”の時代と未来―パナマ東部先住民エンベラの暮らしと新たなキカイ |
6 | 第5章 伐採会社と地域住民の緊張関係と協働―カリマンタンにおけるダヤックの森林利用 |
7 | 第6章 開発の光と影―インドネシア・バタム島のマングローブ林 |
8 | 第7章 大規模火災からの復興に関わる―インドネシア・スマトラの熱帯泥炭地の事例から |
9 | 第8章 “自分らしく生きること”がつくる懐の深いコーヒーの森―異なる生業が支え合うパナマ中部の農村の暮らし |
10 | 第9章 ママイはとても幸せ―尊厳を取り戻す場所としてのアマゾン熱帯林 |
11 | 人を生かす森、森を生かす人 |