本/雑誌
日本語文字論の挑戦
加藤重広/編 岡墻裕剛/編
7700円
ポイント | 1% (77p) |
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発売日 | 2021年03月発売 |
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商品説明
ひらがな・カタカナ・漢字・ローマ字等、世界的にも珍しい多文字種環境を有する日本語。古来、日本人にとって「文字」は、意思疎通のための情報ツールであると同時に、彼我の文化に架橋するための媒体であった。古代から現代までを視野に「書く」「読む」「学ぶ」「残す」という文字の諸機能に着目し、日本語における「文字論」の豊穣な世界を示す初めての一冊。
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収録内容
1 | 第1部 言葉をどう書くか(日本語の表記システムとその特徴―日本語の言語学的文字論として |
2 | 近・現代小説の片仮名の用法一斑―村上春樹『海辺のカフカ』を中心に |
3 | 古代中国語における漢字の表語現象の諸相 |
4 | 平安時代の真仮名) |
5 | 第2部 文献をどう読むか(訓点研究「超」入門 |
6 | 篆隷万象名義における漢文節の意味注記について |
7 | 図書寮本『類聚名義抄』における掲出語と注文の対応について |
8 | 辞書と文献の比較に基づく定訓論の再検討―キリシタン版『落葉集』と『ぎやどぺかどる』を中心として |
9 | 明治期における基本漢字文献の諸相) |
10 | 第3部 文字をどう学ぶか(『文選』の学習―訓点資料を通して見えてきたこと |
11 | 学びの系譜とその豊饒―江戸寺子屋教科書往来物資料を中心に |
12 | 変体仮名を学ぶ小学生 |
13 | 米国陸海軍日本語学校の漢字教材“Kanji Book”) |
14 | 第4部 文化をどう残すか(京都の「天橋立」を表す日本製漢字の展開と背景―「〓」「〓」を中心に |
15 | 「蝦夷記」のアイヌ語申渡文における仮名の用法 |
16 | JIS仮名とUnicode仮名をめぐるいくつかの問題 |
17 | 漢字字体研究と日本古辞書データベースの構築) |