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商品説明
20歳に秋に始まった冤罪との闘い。43年7カ月に及んだ歳月は、まったく無駄な時間ではなかった。自分にとって必要な時間だった。無実の罪を着せられて29年間を獄中で過ごす。絶望しながら、人の優しさに触れ、人を想う心を知った。齢74、末期癌。余命宣告を受けた今、伝えたいこと。
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収録内容
1 | 強さと優しさに |
2 | 余命1年の宣告 |
3 | 待つ |
4 | 事件発覚―20歳 1967年8月30日 |
5 | 夜風に金木犀は香って初めての手錠は冷たかった―20歳 1967年10月10日 |
6 | 人をだました心が自分をも裏切って嘘の自白をした―20歳 1967年10月15日 |
7 | 嘘が真実に変わった 人殺しの犯人だと裁判官が言った(一審判決・無期懲役)―23歳 1970年10月6日 |
8 | 寒い季節よりも冷たい言葉で裁判官が誤りを重ねた(二審判決・控訴棄却)―26歳 1973年12月20日 |
9 | 母が逝った それでも春風が吹いた―30歳 1977年3月20日 |
10 | 看守の鋭い足音が最高裁判所の決定を運んで来た 刑務所生活が始まった(最高裁上告棄却・千葉刑務所に服役)―31歳 1978年7月3日〔ほか〕 |
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