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商品説明
かつて誰も語り得なかった“アメリカ映画”の真の姿!写真やテレビなどの隣接する表象芸術に目を配り、カメラやフィルムなどの撮影機材、照明や編集などの技術的側面の変化を踏まえ、記録映画・実験映画・劇映画を同列に置いてその人的交流や表現の境界線を論じ、数多著されてきたハリウッド中心主義の歴史とはまったく違う、新たなパースペクティブを創出する。
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収録内容
1 | リアリズムとモンタージュ |
2 | ポール・ストランドと左派映画製作集団 |
3 | 解き放たれたキャメラ―ヘレン・レヴィットと戦後独立系映画の曙 |
4 | より柔軟な視聴覚的記録の探求―モリス・エンゲルとルース・オーキン |
5 | ハリウッドの「モンタージュ」 |
6 | シャーリー・クラークと『クール・ワールド』 |
7 | テレビ的方法と映画的方法 |
8 | “ドキュメンタリー的”都市犯罪映画の系譜 |
9 | マルチ映像の文法―万博からハリウッドへ |
10 | ジョン・カサヴェテスの映画 |
11 | 「映画」になろうと努める映画―マイク・ニコルズの初期作 |
12 | 戦後ドキュメンタリー映画がもたらした変化 |
13 | 『デイヴィッド・ホルツマンの日記』と映画の自意識 |
14 | 一九六〇年代のブライアン・デ・パルマ映画 |
15 | 映画作家ロバート・フランク |
16 | ヴェトナム戦争とハリウッドのニュー・ウェイヴ |
17 | カウボーイと異邦人はハリウッドを目指す |
18 | 継承と断絶―フロンティア・フィルムズの遺産 |
19 | 若者文化の「真実味」、空想科学の「真実味」 |
20 | 「リアリズム」からブロックバスターへ |
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