著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
「金」や「労働」だけではなく「民主主義」のために戦った「ネクタイ部隊」の実像。民主化抗争やソウルオリンピック、朝鮮戦争関連番組を通して1990年代の韓国社会を抉り出しながら、ダイナミックなミドルクラスの境界侵犯の実態を「転換期」として分析的に捉え直した文化社会学的アプローチによる朝鮮戦争研究の意欲作。
関連記事
収録内容
1 | 序章 ポスト冷戦期韓国のミドルクラスを考えることとは |
2 | 第1章 浮き彫りとなったミドルクラス―前景としての1980年代 |
3 | 第2章 ミドルクラスと朝鮮戦争の記憶の仕方 |
4 | 第3章 「反共捕虜」とイデオロギーの彼方 |
5 | 第4章 グローバル化と脱北者の増加―「離脱」へのまなざしの変化 |
6 | 第5章 新自由主義とネットワーク時代のミドルクラス |
7 | 終章 ミドルクラスはなぜ問われるのか |