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商品説明
ナイジェリアには、中国人の酋長が何人もいる。例えば中国国有企業の現地支社に勤める27歳の李満虎は、現地の権力者からの要望で突然地元部族の酋長になった。同国と中国との関係が濃密であることの証左といえよう。中国に親しみを持つ国は、他にもセルビア、エチオピアなど多数存在する。だがその一方、中国ではなく台湾と国交を結ぶカリブ海の小国など、中国に対抗する姿勢を貫く国もある。本書は大国と相対する12か国のリアルを活写。京都精華大学学長ウスビ・サコ氏、「職業はドイツ人」マライ・メントライン氏との対談、さらに孔子学院への潜入記も収録。
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収録内容
1 | 第1章 vs.イスラエル―サイバー外交に水を差す「開封のユダヤ人」問題 |
2 | 第2章 vs.ナイジェリア―差別と利権と「中国人酋長」 |
3 | 第3章 vs.カザフスタン―「一帯一路のスタート地点」が直面する新疆問題 |
4 | 第4章 vS.エチオピア―「中国寄り」WHO事務局長と借金鉄道 |
5 | 第5章 vs.オーストラリア―スパイとコロナ禍で「蜜月」から「対立」へ |
6 | 第6章 vs.セントビンセント及びグレナディーン諸島―「市議会」レベルの国会をめぐる中台対立 |
7 | 第7章 vs.セルビア―類は友を呼ぶ?相互補完関係が成立 |
8 | 第8章 vs.カナダ―中国が民主主義社会をハックする |
9 | 第9章 vs.パキスタン―カシミールと核開発で結ばれる「鉄桿朋友」 |
10 | 第10章 vs.スリナム―客家と秘密結社と華人大統領 |