著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
元松前藩士の娘として明治に函館で生まれ、帝政ロシアの貴族ニコライ・グラーヴェと結婚し、オランダ領東インドで農園を切り開いた一人の日本女性。当時の新聞に「南島に輝く女王」と称された三輪ヒデは、日本の蘭印侵略、敗戦、インドネシアの独立とナショナリズムの高まりなど、近現代史の荒波に揉まれながらも、逞しく生き抜いた。日本、インドネシア、オランダ、アメリカ―。いくつもの国境を軽々と越え、最後にインドネシアに骨をうずめたヒデ。その華麗なる足跡をたどる。
関連記事
収録内容
1 | 1 南島に輝く女王(国際都市函館に芽生えたロマン―ニコライ・グラーヴェとの出逢い |
2 | 南島に輝く女王 |
3 | 日本軍がやってきた!) |
4 | 2 異邦人になったグラーヴェ家の人びと(革命の嵐のなかで |
5 | 新生インドネシアの異邦人 |
close