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商品説明
アイヌ民族の生活の場であり、諸外国にも和人にも未知の土地であった蝦夷地は、江戸幕府による支配以降、明治政府による開拓・植民政策の開始にいたるまで、さまざまな地図や測量図、風景絵図に描かれ、表象されてきた。「異域」であった北海道周辺地域の情報はどのように収集・把握され、一般の人びとにも「国土」の一部として認識されるようになったのか。日本の北方地図史の展開をたどる。
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収録内容
1 | 第1部 日本の歴史空間と「蝦夷地」(ヨーロッパおよびロシアの地図にみる蝦夷地像 |
2 | 日本図からみる蝦夷地像の変遷 |
3 | 日本図・蝦夷図にみる庶民の蝦夷地像) |
4 | 第2部 「蝦夷地/北海道」における地域情報の収集と表象(日本における蝦夷図作製と地域情報 |
5 | 松前藩・江差沖の口役所収集の絵図にみる地域情報の把握 |
6 | 東北諸藩の蝦夷地沿岸警備と地域情報の収集 |
7 | 松浦武四郎による地域情報の収集とアイヌ民族 |
8 | 目賀田帯刀の風景画にみる蝦夷地/北海道像 |
9 | 植民都市・札幌の風景と植民地としての北海道像) |