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商品説明
日本を近代国家に導いた「尊皇」感情の起点はどこにあるのか?「水戸黄門」徳川光圀が『大日本史』の編纂事業に着手し、天皇に理想国家の具現を見た中国人儒者・朱舜水を師と仰いだのが始まりだった。幕末、挙国一致の攘夷を説く水戸学の過激派・会沢正志斎の禁書『新論』が吉田松陰などの志士を感化し、倒幕熱が一気に高まる。大政奉還の主役は徳川斉昭の息子・慶喜。そして、三島由紀夫の自決も「天狗党の乱」に端を発していた...。
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収録内容
1 | 第1章 水戸の東は太平洋 |
2 | 第2章 東アジアの中の水戸学 |
3 | 第3章 尊皇の理念と変容 |
4 | 第4章 攘夷の情念と方法 |
5 | 第5章 尊皇攘夷の本音と建前 |
6 | 第6章 天狗大乱 |
7 | 第7章 「最後の将軍」とともに滅びぬ |
8 | エピローグ 三島由紀夫の切腹 |