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商品説明
父・福田恆存と「友達」のように仲が良かった著者は、その影響で演劇の道に進む。やがて病に倒れ老いゆく父と確執を抱え、悩み、父の名を穢すまいと引導を渡す...。遺された手紙を紐解き、「鉢木會」での大岡昇平、中村光夫、吉田健一、三島由紀夫らとの交友、家族への情愛、長く苦しい父子の葛藤を、懐古と悔恨を込めて描く追想記。
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収録内容
1 | 第1部 父からの手紙(これはじゆうのめがみです |
2 | ロープは最後まで放してはいけません |
3 | 會食頗る愉快の想ひに御座候) |
4 | 第2部 鉢木會・断章(晩年の和解―大岡昇平 |
5 | 恆存のボヤキ―中村光夫(1) |
6 | 詩劇について少々抱負を―中村光夫(2) |
7 | チャタレイ裁判―吉田健一(1) |
8 | 骨身に応へる話―吉田健一(2) |
9 | 暗渠で西洋に通じてゐるのは―三島と福田 |
10 | 鈴木會の連歌帳―そして、神西清) |
11 | 第3部 父をめぐる旅路(近代日本をいとほしむ―L嬢の物語 |
12 | 恆存の晩年 |
13 | 生きることと死ぬことと―エピローグ) |