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商品説明
著者は、大阪の国立民族学博物館に勤務するフィールド言語学者。パキスタンとインドの山奥で話者人口の少ない言語を調査しているが、2002年は世界規模の新型コロナウイルス感染症蔓延でフィールドに出られなくなり、長らく「巣ごもり」することとなった。本書は、著者がそのような生活のなかで、日常に溢れる様々な事柄を言語学者目線で眺めて考えたことを綴った言語学エッセイ。世界の多種多様な言語の例を用いながら、言語の世界の豊かさを描き出す。
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収録内容
1 | 1(言語学が何をして何をしないか―言語学とは何か |
2 | 文法のない野蛮な言語を求めて―言語とは何か |
3 | 語学挫折法―語学 ほか) |
4 | 2(日常をフィールド言語学する―フィールド言語学・個人語 |
5 | “緊急”リモート調査チャレンジ―文字・フィールド調査 |
6 | 翻訳できないことば―意味論・翻訳・文化的背景 ほか) |
7 | 3(どうして文法を嫌うのか―言語と文法 |
8 | 軽率に主語を言えとか言う人へ―主語と主題と主格 |
9 | 意味と空気―意味論・語用論 ほか) |