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商品説明
空襲で焼け野原となった東京は、戦災復興、高度経済成長と一九六四年五輪、バブル経済、そして二〇二〇年五輪といった機会のたびに、破壊と大規模開発を繰り返し巨大化してきた。だが、戦後の東京には「文化」を軸とした、現在とは異なる復興の可能性があった...。南原繁や石川栄耀の文化首都構想、丹下健三の「東京計画1960」など、さまざまな「幻の東京計画」をたどりながら、東京の失われた未来を構想しなおす。
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収録内容
1 | 序章 焼け野原の東京で―「復興」としての戦後を問い返す |
2 | 第1章 文化国家と文化革命のあいだ―文化による復興とは何か |
3 | 第2章 文化首都・東京を構想する―南原繁と文教都心構想 |
4 | 第3章 より高く、より速い東京を実現する |
5 | 第4章 カルチャーの時代とその終焉―東京からTOKYOへ |
6 | 終章 東京は復興したのか―挫折の戦後史の奥底から |