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商品説明
小説を読んでいる時、その読者は、あなたであってあなたではない。本が読まれているさなか、「読者」はどんな機能を果たしているのか―。近代読者の誕生から百年余り。文学研究と現代思想の変遷を跡づけ、「内面の共同体」というオリジナルの視点も導入しながら、読む/書くという営みの奥深き世界へと読者をいざなう。文庫化にあたり大幅に増補した決定版。
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収録内容
1 | 第1章 読者がいない読書 |
2 | 第2章 なぜ読者が問題となったのか |
3 | 第3章 近代読者の誕生 |
4 | 第4章 リアリズム小説と読者 |
5 | 第5章 読者にできる仕事 |
6 | 第6章 語り手という代理人 |
7 | 第7章 性別のある読者 |
8 | 第8章 近代文学は終わらない |
9 | 第9章 主人公の誕生 |
10 | 第10章 「女性」を発見した近代小説 |