主人公達に迫る敵の出かたも明らかになってきて、ストーリー的にも佳境です。感情面の進度では、清霞が気持ちをあらわにしていくのに、対して美世が自分の気持ちに蓋をしてはっきりさせようとしないやりとりに、若干ヤキモキしながらもドキドキして読みました。 今回も美麗イラスト・おまけストーリー付きの特装版がお薦めです。
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商品説明
清霞の力で敵の首魁、甘水の襲撃を一時退けた美世たち。だが、帝都では甘水の一派が勢力を拡大。美世たちは皇太子、堯人の宮城でさらなる襲撃に備えることになる。そんな中、美世は先の襲撃で気づいた清霞への想いに戸惑っていた。穏やかな親愛とはまた別の強い感情に、今の幸せが変わることを怖れる美世。けれどある日の夜、清霞と語りあう時間を得た美世は、彼の提案で互いにひとつずつ質問をしあうことになって...。「恋、という感情を―憶えたことはありますか」これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
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