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商品説明
徹底した規制緩和で、食料関連の市場規模はこの30年で1・5倍に膨らむ一方、食料自給率は38%まで低下。農家の総収入は13・5兆円から10・5兆円へと減少し、低賃金に、農業従事者の高齢化と慢性的な担い手不足もあいまって、“農業消滅”が現実のものになろうとしている。人口増加による食料需要の増大や気候変動による生産量の減少で、世界的に食料の価格が高騰し、輸出制限が懸念されるなか、日本は食の安全保障を確立することができるのか。農政の実態を明かし、私たちの未来を守るための展望を論じる。
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収録内容
1 | 序章 飢餓は他人事ではない |
2 | 第1章 2008年の教訓は生かされない |
3 | 第2章 種を制するものは世界を制す |
4 | 第3章 自由化と買い叩きにあう日本の農業 |
5 | 第4章 危ない食料は日本向け |
6 | 第5章 安全保障の要としての国家戦略の欠如 |
7 | 終章 日本の未来は守れるか |