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[オーディオブックCD] 講談 現代怪異譚 二

旭堂南湖

2200円
ポイント 1% (22p)
発売日 2021年01月上旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2638137
JAN/ISBN 9784775988190
メディア 本/雑誌
販売パンローリング

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商品説明

上方講談 現代怪談の世界:近年、注目を浴びている、日本の伝統話芸「講談」。「冬は義士 夏はおばけで飯を喰い」と川柳に詠まれたほど、 講談師は夏になると怪談を語ってきている。クーラーのなかった時代、観客は講談師の語る世界に身をゆだね、背筋を凍らせ、暑い夏を忘れた。講談師の旭堂南湖が贈る現代怪談。故きを温ねて新しきを知る。名調子で語る「現代の怪談」ここにあり。 【収録内容】 「お遍路道中記」(33分):旭堂南湖がお遍路に行った道中記。お遍路というのは、四国八十八ヶ所霊場巡り。お大師さん、弘法大師空海の足跡を巡る旅でもあります。お遍路の格好は白装束。いわゆる死に装束。死んだ人間として歩く。昔は山道が険しかった。途中で亡くなることもあります。そこであらかじめ白装束を着ている。弘法大師の逸話や、遍路の途中で聞いた不思議な話を織り込みながら、自分自身の不思議な体験談をユーモラスに語ります。 「村正の鎌」(11分):昭和の終わり頃、とある農業高校に通っていたのが、マキ。ショートカットの可愛らしい女の子。学校では農作業がある。家から持ってきた鎌で草刈りをする。この鎌が先祖から伝わる「村正の鎌」、元は「村正の短刀」だったが、短刀のままにしておくのは、何か差し障りがあったのか、これを鎌に作り変えた「村正の鎌」である。マキの通う学校には女番長のみどりという女の子がいた。マキとみどりは対立し…。血まみれ学園ホラー 「見舞い」(11分):高校の同級生、俊夫さん、藤井君、K。三人は怪談が大好きで、ホラービデオを見たり、百物語をやったり、夜中に心霊スポットに出かけたりしていた。Kが文化祭で披露した怪談は、今も語り草になっており、特に、Kが子供の頃、人の寿命が視えたという体験談は、出色の出来だった。Kは大学卒業後、達者な喋りを生かしてお笑い芸人を目指した。それから時が流れ、深夜放送で時折、Kの姿を見るようになっていたそんなある日、Kが脳卒中で倒れたと連絡が入った。俊夫さんと藤井君は、Kの見舞いに行ったのだが。 「シロ」(12分):良介さんが一歳の時、全身が真っ白の仔犬を飼い、シロと名付けて可愛がります。良介とシロは仲良し。まるで兄弟のように育てられていった。良介が中学生の時、シロが亡くなった。良介にとってその悲しみは深かった。それからというもの、単なる見間違いなのか、良介は何度かシロを見かけたことがあった。シロの幽霊なのかはわからない。そして、良介の運命を変える出来事が起こった。 「多目的トイレで待つ女」(12分):いたこ28号さんという方がおりまして、北極ジロという別名もあるのですが、怪談を語ったり、怪談本を執筆したり、怪談ファンなら知らない人はいないんじゃないかと言うぐらい、怪談界では有名な方です。実は、いたこ28号さんは私の大学の先輩にあたります。そのいたこ28号さんから聞いたお話です。このお話は多目的トイレが舞台。本格実話怪談。 「荒波のダッチワイフ」(18分):現実にありえないような、不思議で異様なことを怪異と申します。ですから、怪異譚というのは、怖い話ばかりではない。これは怖くはないんですが、実に不思議な物語。アツシくんという二十六歳の独身男性。会社員でワンルームマンションに住んでいる。七月半ばの雨の日曜日、メロンパンを買いに行った帰り道、一人の女性と運命的な出会いがあった。愛と誠の物語。 「冬虫夏草」(9分):チベットに、冬虫夏草と呼ばれるキノコがあります。中国では貴重な漢方薬として知られています。コウモリガという蛾の幼虫が地中にいて、このコウモリガの幼虫に菌が寄生します。菌は幼虫の養分を吸って成長し、夏になると地面からキノコが顔を出す。細長いツクシのような形のキノコ。キノコの根にはコウモリガの幼虫の姿がある。この幼虫はキノコに養分を吸い取られ、すでに死んでいるのですが、昔の中国では、この幼虫は生きており、冬になると、歩きまわると信じられていた。昭和初期の新聞に載っていた人間とキノコにまつわる不思議な話。 「みどり」(6分):とある農業高校の教室で、女生徒が自殺した。家から持ってきた鎌で自らの首を切り落とすという衝撃的な事件だった。女生徒が自殺を図ったとき、教室には多くの生徒がいたが、何があったのか、どういうわけか、覚えている生徒はいなかった。一時的に記憶障害が起こり、その間に起こった出来事を全く記憶していないようだ。自殺した女の子のそばで、窒息して亡くなっている女生徒が一人いた。生徒の名を、みどりという。血まみれ学園ホラーの後日譚。

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