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商品説明
人間活動を含んだ水辺の生態系を里湖・里海と呼ぶ。そこで採られた水産肥料の主な対象は、木綿やサトウキビなど近世の外来植物だった。山地の環境変化や都市の消費需要も視野に入れ、人為的な「自然」の実像に迫る。
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収録内容
1 | 「人の手の加わった自然」と里湖・里海―プロローグ |
2 | 琵琶湖における「里湖」の生態系と都市消費(水生植物と里湖の生態系 |
3 | 里湖と商品作物の移入 ほか) |
4 | 「里湖」としての潟湖と商品作物(八郎潟の肥料藻利用とコアマモ |
5 | 浜名湖の藻草と商品作物) |
6 | 内海の「里海」と外来植物(「里海」としての三河湾 |
7 | 瀬戸内海の肥料藻利用と環境変化) |
8 | 肥料藻と国際商品(里海とナマコの国際貿易 |
9 | 木綿・生糸・砂糖の輸入代替と肥料藻) |
10 | サンゴ礁の「里海」の成立(奄美へのサトウキビ・サツマイモの導入 |
11 | サトウキビと里海の水産肥料 ほか) |
12 | 里湖・里海から見える未来―エピローグ |