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商品説明
「近所を散歩したとき、私はついに、窓のある書店を見つけたのだ。店内には一匹の猫がいる」―二十五年前、二十八歳のわたしは、まさか、自分が書店の店主になるとは想像だにしなかったはずだ。言葉と深く向かい合い、読み、書き、ともに生きる。作家・柳美里の血と肉になってきた書物とその心の遍歴―極上のエッセイ本に、「古都鎌倉、あるいは生と死の交錯する場所」「カトリックの洗礼式」「谷崎潤一郎」「阿佐田哲也」など五〇ページの新たなエッセイを加え、装いも美しく登場。
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収録内容
1 | 1(韓の国にて |
2 | 不自由な言葉 |
3 | 「“恨”を越える」ということ ほか) |
4 | 2 窓のある書店から(猫の巻 |
5 | 海の巻 |
6 | 日記の巻 ほか) |
7 | 3(地下鉄の図書館 |
8 | 天井の“染み”と短篇集 |
9 | 七十九頁行き ほか) |
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