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商品説明
ヨーロッパの伝承や詩に数多く登場する水を出自とする女は、セイレン・ウンディーネ・マーメイドなどと呼ばれ、陸に住む人間の男を魅了してきた。本書は、古代ギリシア神話から中世フランスの民衆本、近代ドイツのメールヒェン、アンデルセンの『人魚姫』を経て、近現代日本文学にいたるまで、時とともにイメージが変化する「水の女」の文学的系譜を辿る知的航海の書である。
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収録内容
1 | 序章 船出 |
2 | 第1章 歌声の消失 |
3 | 第2章 歌声の復活 |
4 | 第3章 一八一一年 |
5 | 第4章 妙音の饗宴 |
6 | 第5章 宴の後 |
7 | 終章 「水の女」の黙示録 |
8 | 補遺 人魚の嘆き |