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商品説明
ドイツロマン主義文学の代表的文豪であるルートヴィヒ・ティーク。本書は、ティークの作品を通じてアインザームカイトのもつ多様で重層的な意味合いを探求する。
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収録内容
1 | 研究の枠組み、方法 |
2 | アインザームカイト観の史的変遷 |
3 | ティークのアインザームカイトのモティーフに関する先考研究史 |
4 | ティークの青年期のアインザームカイト体験 |
5 | ティークの作品群におけるアインザームカイトのモティーフの諸相 |
6 | 信ずるものが失われた不安のアインザームカイト、隠者とアインザームカイト―『アブダラ』におけるアインザームカイトのモティーフ |
7 | ヴァルトアインザームカイト:信頼と疑念、無垢と悟性―『金髪のエックベルト』におけるアインザームカイトのモティーフ |
8 | 「私」の探求とアインザームカイト―『フランツ・シュテルンバルトの遍歴』と『ルーネンベルク』におけるアインザームカイトのモティーフ |
9 | 仮面と生―『山の老人』における「彼のアインザームカイト」 |
10 | 夫婦愛に示される生に不可欠なアインザームカイト:夫婦愛とアインザームカイト―『生の余剰』におけるアインザームカイトのモティーフ |
11 | 手の届かないヴァルトアインザームカイトあるいは失われた楽園―ノヴェレ『ヴァルトアインザームカイト』におけるアインザームカイトのモティーフ |
12 | アインザームカイトと日本語の「孤独」―ティークの作品におけるアインザームカイトを巡る補足的考察 |
13 | アインザームカイトのモティーフとイロニー―アインザームカイトのモティーフについての文芸論的考察 |
14 | 日常語としてのアインザームカイトから詩的表象としてのアインザームカイトへ |
15 | ティークのイロニー観 |
16 | ヴァルトアインザームカイト―ティークのイロニーの極致 |
17 | 変容するアインザームカイトのモティーフ、一貫して流れるアインザームカイトのモティーフ |
18 | 結語 |
19 | あとがき |