本/雑誌
近代世界の公共宗教 / 原タイトル:PUBLIC RELIGIONS IN THE MODERN WORLD (ちくま学芸文庫)
ホセ・カサノヴァ/著 津城寛文/訳
1870円
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発売日 | 2021年09月発売 |
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商品説明
1980年代以降、宗教は公的領域に再登場してきた。この啓蒙主義や近代化論の想定に反する事態は、いったい何を意味するのか。著者は、世俗化論を再検討し、方法論を明確に打ち出しながら、スペイン、ポーランド、ブラジル、アメリカ合衆国の4カ国において宗教が“脱私事化”していくプロセスを分析する。本書全体を通じて明らかになるのは、宗教の復興がグローバルな趨勢の中で行われているということだ。現代屈指の宗教社会学者が、近代化=世俗化というテーゼに根本から修正を迫った古典的名著。文庫化に際しては、原著刊行後の展望に触れた「改訂日本語版への序文」を付す。
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収録内容
1 | 1 序論(世俗化と啓蒙主義と近代宗教 |
2 | 私的宗教と公共宗教) |
3 | 2 五つの事例研究―分析的序論(スペイン―国家教会から公認廃止へ |
4 | ポーランド―国民の教会から市民社会へ |
5 | ブラジル―寡頭制の教会から民の教会へ |
6 | 福音主義プロテスタンティズム―市民宗教から根本主義セクト、新キリスト教右翼へ |
7 | 合衆国におけるカトリシズム―私的デノミネーションから公的デノミネーションへ) |
8 | 3 結論(近代宗教の脱私事化) |