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商品説明
過去は現代を課題づける。ボワソナードが起草した旧民法財産法分野の諸研究の先端を把握しつつ、池田民法学の原点を示した旧版から10年。ボワソナードが起草しなかった親族法・相続法分野(人事編と財産取得編第13章以下)の立法過程の研究を加え、そこから更に2020年施行の債権法改正・相続法改正に浮かび上がるボワソナード民法理論を探求して現代に投影する、堂々の増補完結版。
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収録内容
1 | 第1部 ボワソナード民法総論(自然法学者ボワソナード |
2 | ボワソナード「自然法講義(性法講義)」の再検討) |
3 | 第2部 ボワソナードと日本民法典(フランス的法典の伝統と日本民法典 |
4 | 民法典の歴史 ほか) |
5 | 第3部 ボワソナードの業績各論(民法四七八条論序説 |
6 | ボワソナードにおける「第三者」の概念―不動産物権変動と指名債権譲渡とを中心に ほか) |
7 | 第4部 関連研究・書評(司法省御雇外国人ジュール・ジュスラン |
8 | 書評(一) 西堀昭著『増訂版・日仏文化交流史の研究―日本の近代化とフランス』 ほか) |
9 | 補章1 旧民法典とボワソナード |
10 | 補章2 旧民法典とボワソナード―家族法起草「不関与」についての再考 |
11 | 補章3 二〇二〇年施行民法(債権関係)改正とボワソナード旧民法―ボワソナード民法理論の終焉?と現代民法典の方向性 |
12 | 補章4 相続法改正による配偶者居住権の新設とボワソナードの復権―用益権、住居権、そしてビアジェ |