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商品説明
私たちの食生活と消費文化に不可欠となったパーム油。しかし、グローバルな生産量の約6割を誇るインドネシアではいまなお、オランダ植民地時代のプランテーション経営や、開発独裁政治に淵源する土地紛争、違法な入植行為や環境破壊、先住民や移民労働者の人権をめぐるトラブルが後を絶たない。集団間の暴力や排除が生じるメカニズムを、長期にわたる現地調査から明らかにする人類学の成果。
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収録内容
1 | アブラヤシ農園開発と土地紛争 |
2 | 第1部 土地紛争の淵源(共有地権の歴史的展開 |
3 | 大農園に有利な土地分配政策への転換) |
4 | 第2部 アブラヤシ農園開発をめぐる土地紛争の実態(狩猟採集民族オラン・リンバの土地権―巨大アブラヤシ企業への抵抗と生存戦略 |
5 | 共有地権をめぐる闘い―西パサマン県の事例より |
6 | アブラヤシ農園開発とニアス人違法入植者排斥事件 |
7 | 違法入植者に土地権はあるのか―クリンチ・スブラット国立公園の事例分析) |
8 | 第3部 アブラヤシ農園をめぐるヘゲモニー関係(土地紛争と治安機構 |
9 | アブラヤシ農園ニアス人労働者をめぐるヘゲモニー関係) |
10 | 土地紛争解決への提言 |