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商品説明
奉公先の三条家でひどい扱いを受けていた没落華族の令嬢、正岡千鶴。流行病を鎮めるための生贄として、死神の花嫁に選ばれた千鶴は死を覚悟するが、現れた死神・八雲は千鶴の命を奪わず、屋敷に連れ帰る。八雲とともに過ごすうちに、千鶴は八雲の不器用な優しさに気づき、やがて深い信頼を寄せるように。ある日の夜更け、八雲が傷を負って帰ってきた。心配する千鶴だったが、八雲は冷たい言葉で千鶴を拒絶する。突然のよそよそしさに、うろたえる千鶴。死神の妻として彼に寄り添いたい...そう考えていたはずが、千鶴の心はかき乱されて―!?