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商品説明
哲学の歴史や基本概念に加えて現代のグローバルスタンダードな「論点」と「思考法」をコンパクトに紹介。 ●これ1冊で世界の見方がみるみる変わる! ●MBAでは学べない強靭な思考ベースを作る! 複雑で予測困難、何が起きるかわからないのが、これから私たちが生きていく世界。そんな時代を生き抜くためには、これまでとは違う能力が求められる。 ・混沌とした事態を分析する力 ・正解がない中で決断する力 ・難問を解決する力 ・新しい価値を生み出す力 これらの力を鍛えるためには、まず確かな知識を身につける必要がある。そのうえで、その知識を自由自在に活用し、自分自身で思考することが求められるのだ。一言でいうと、今私たちに求められているのは、そんな確かな知識をベースにした強靭な思考力にほかならない。本書では、その思考力を「教養=リベラルアーツ」と位置づけている。(プロローグより)2022年から「公共」という科目が高校教育に導入されることが決まっている。まだ、具体的なやり方はこれから決まっていくわけであるが、少なくとも日本国民が皆哲学の要素を身につける可能性は高まったといっていいだろう。ということはつまり、近い将来新社会人は皆哲学の素養をある程度身につけていることになる。これは今すでに社会で働く私たちにとって脅威だといえるのではないだろうか。若い社員は皆哲学を使って思考することができるのに、自分はできないというのではやはり差がついてしいまう。 これまでのように欧米のエリートたちが相手なら、そこは負けても仕方ないと割り切れたかもしれないが、若手社員に対してはそういうわけにはいかないだろう。しかし恐れることは何もない。まず先ほどの高校生に対する哲学教育もまだ始まっていない。何より皆さんにはこの本がある。ビジネス書は早く読んで手放すのが作法のようになっているが、この本だけは座右の書にしていただけると、著者としてこんなにうれしいことはない。 (あとがきより)