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商品説明
常民にとっての“日本”の近代とは?小津安二郎、戦争と敗戦から照射される「死」、子守唄、ロカビリー、グループ・サウンズ、テレビドラマ―。太平洋戦争をはさむ思想と大衆文化から、名もない人々が生き継いだ空間を生き返そうとする試み。
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収録内容
1 | 戦中・戦後日本の“国家意識”とアジア―常民の“日本” |
2 | 第1部 戦争を挟む政治思想(小津安二郎『一人息子』が描く日本の近代―「家族」の“嘘”と“死” |
3 | 国家と死―大東塾の集団自決を事例に |
4 | 安田武の「祖国」―竹内好と丸山眞男との関連から |
5 | 千鳥ヶ淵戦没者墓苑の静かな浮揚―熱望されない唯一の選択) |
6 | 第2部 大衆文化と“日本”の変容(軍歌と子守唄―「死」をうたう女たち |
7 | ロックンロールからロカビリーへ―アメリカ音楽文化の普通化と国家意識 |
8 | ロック・中国・学校唱歌―瞳みのるは近代国家といかに対峙したか |
9 | 盛り場における恋愛技術が国家意識形成に及ぼす影響―統治の変遷とアジアの性 |
10 | 焚書された「日本」イメージ―戦後日本の悪書追放運動と台湾の禁書政策から ほか) |