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商品説明
アニメーションにとって二〇一〇年代こそ新世紀の始まりだった。日本のアニメーションはさらなる進化を遂げ、世界のインディペンデントは孤高に突き進む、エクスペリメンタルは国境を問わず、映画館を飛び出し、動画サイトや配信プラットフォームを日々賑わせている。決定的な革命の時代に作家はなにを考えていたのか。世界のアニメーション映画祭をめぐり、その目利きによって自ら配給をも手がける批評家の集大成。全世界のアニメーションがここにある。
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収録内容
1 | 第1章 日本アニメは進化する―2013‐2016(ただすべてを受け止めるべき風として―宮崎駿『風立ちぬ』 |
2 | 夢見ること、それだけを教える―高畑勲の「漫画映画の志」、その着地点としての『かぐや姫の物語』 |
3 | 世界は今ここにある―細田守のアニメーションが描く「近さ」と『バケモノの子』 ほか) |
4 | 第2章 世界のインディペンデント、現在進行系(二〇一〇年代は長編アニメーションが面白い |
5 | 二一世紀の「アニメーション映画」 |
6 | 二一世紀型インディペンデントのありか ほか) |
7 | 第3章 アニメーションが得たもの、そして失ったもの―二〇一〇年代のシーンを記述する(アニメーションの新たな冒険―ドキュメンタリー、実写、ゲーム、マンガとの交差 |
8 | アニメーションが失ったもの―さよなら、アニメーションの無意識たち) |