著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
誰もが小林秀雄を知っている。だが小林の最大の関心事が何であったかを知る人はいない―。本書はこの状況を打開しつつ、現代の日本人に向けて確かな「生きる指針」を与える。日本最高の知性と呼ばれた小林の活動を三期に分けて、小林自らの問い、「人生いかに生くべきか」への答えが深化し明確になってゆく過程をクリアに描き出すのだ。気鋭の批評家が懇切丁寧に語り下ろす、「小林秀雄・入門講義」にして真正な日本人論。
関連記事
収録内容
1 | 序章 「人生の教師」という像 |
2 | 第1章 批評とはどんな営みなのか(近代日本が抱えた問題 |
3 | 小林秀雄の半生 |
4 | いかに「意匠」から自己を守るか) |
5 | 第2章 自己を支えるものとは何か(「故郷を失う」とはどういうことか |
6 | ドストエフスキー論―歴史について |
7 | 戦争と伝統―「文学と自分」) |
8 | 第3章 直観を信じるということ(敗戦と「私の人生観」 |
9 | 「美」を求める心―「ゴッホの手紙」から「近代絵画」へ |
10 | 信じることと知ること―『本居宣長』と「山の人生」) |
11 | 終章 「栗の樹」はどこにあるのか |