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商品説明
世界有数の大国として驀進するインド。その一三億人のなかにひそむ、声なき声。残酷なカースト制度や理不尽な変化にひるまず生きる民の強さに、現地で長年研究を続けた気鋭の社会人類学者が迫る。市井の人々の知られざる営みを綴るとともに学術的な解説を付した本書は、インドの真の姿を伝える貴重な記録である。昨今、過酷な状況におけるたくましさ=レジリエンスの重要性が見直されている。超格差社会を生き抜く彼ら、彼女らのありようこそが、新しい強さを持たなければならない現代へのヒントともなるだろう。
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収録内容
1 | 第1章 純愛とiピル(カウサリヤの恋 |
2 | 「名誉殺人」という名付け ほか) |
3 | 第2章 水の来ない団地で(極彩色の内装 |
4 | 文字のない世界 ほか) |
5 | 第3章 月曜日のグル法廷(「俺、合法なんだってさ」 |
6 | 権力の結節点としてのグル ほか) |
7 | 第4章 誰が水牛を殺すのか?(マーランマの怒り |
8 | 社会的制裁と新しい抵抗 ほか) |
9 | 第5章 ウーバーとOBC(スレーシュが刑務所に行くことになったわけ |
10 | コネと機転 ほか) |