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商品説明
近世期から現在に至るまで酒造業を営む伊丹の小西家。激動の幕末維新を経て近代化を迎える時代の荒波を、同家はいかに乗り越えたのか。新発見の史料を駆使し、近世後期から第一次大戦までを対象とした七つの論考で分析。金融業や鉄道敷設を通した地域社会への関与、縁戚による他の商家とのつながりなど、大規模酒造家の経営実態に多角的に迫る。
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収録内容
1 | 本書の課題と構成 |
2 | 第1部 近世後期から維新期の小西家(小西新右衛門の大名貸と藩債処分 |
3 | 近世後期から明治初期の小西家と頼母子講 |
4 | 幕末期小西新右衛門家の情報収集) |
5 | 第2部 小西家と大坂の両替商加島屋長田家(長田政和・政均の蔵書印と小西家蔵古典籍 |
6 | 旧両替商長田家の処分と小西家―「長田事件」を中心に) |
7 | 第3部 近代における小西家の経営と地域社会(在郷町伊丹の近代化と小西家―鉄道敷設過程を中心として |
8 | 小西家の収益基盤の変化と酒造業―日清戦後から第一次世界大戦まで) |